コーアクティブ・リーダーシップ プログラムを振り返って

2014年11月から2015年8月までの約10ヶ月にわたって参加していたコーアクティブ・リーダーシップ プログラム®

内容豊かなのでまだ消化しきれていない部分もありますが、まとめたくなったのでまとめてみました。

世の中これでいいんだろうかと思っている人、自分を最大限に使いたい人、リーダーシップに興味がある人、コーアクティブ・コーチングを学んだ人、そうした方に読んでいただけると嬉しいです。

きっかけ

2014年8月。1年以上かけて取り組んでいたコーアクティブ・コーチング プログラム®というトレーニングを全て修了したとき。あとは所定の実践経験を積み、区切りとなるCPCC(Certified Professional Co-Active Coach)というプロフェッショナル・コーチの認定資格の試験を迎えるのみとなっていました。まさに、第4コーナーを曲がり、最後の直線を迎えたところ。

自分のコーチングに対しては、試験への不安は起こらない程度の自信はあり、これから名実ともにプロフェッショナル・コーチとしてやっていこうと思っていました。

その一方で、ぼんやりと自分に何かが足りない気も。何かはわかりませんでしたが、自分自身がもっとパワフルであることが必要な気がしていました。そんなことを思いながら、なんとなくCTIジャパンが提供するもう一つの壮大な学びのプログラム、コーアクティブ・リーダーシップ プログラムの説明会に参加しました。

説明会に参加しても具体的にプログラムで何をやるのかはわかりませんでした。まあ、いつものことです。

それでも、自分の人生をどう使いたいのかを探求するためにこのプログラムに参加したくなっていました。

最初の壁

とはいうものの、参加したい気持ちはあっても簡単に参加できる状態にはありません。自営業だったので時間の自由はある程度あり、約10ヶ月にわたるプログラムのスケジュール、プログラム中の課題に費やす時間は確保でき、このプログラムに費やすエネルギーもありました。

ただ一つだけではありましたが、僕にとっては大きな壁がありました。それは「お金」でした。受講費用は約150万円。手元に蓄えがなかった僕にはこれは大きな壁。

「僕のリソースを使ってもいいよ」と有り難い言葉をかけてくださる人もいました。でも、その人のリソースを使わなくてもその壁を乗り越えるためにすべきことはわかっていました。

必要なことは、僕の快適な領域の外にあること。

それでも自分の人生をどう使いたいのかを探求するために、その壁を越えてプログラムに参加しました。

いま振り返っても、このタイミングで参加してよかったと思っています。いまの人生のかじ取りにとても大きな影響を与えています。

参加してみたら

このプログラムは、5~6日間の合宿が4回あり、その合宿中は日常生活から完全に切り離されます。それだけでなく、合宿と合宿の間にもいろいろな課題がありました。

きっとプログラムに参加しているだけでも、参加者それぞれに、置かれている状況の中で、実習課題、時間、日程、お金などの乗り越える壁がたくさん出てくるんでしょう。

そうした壁を乗り越えて参加する合宿中は、自然豊かな環境の中で、様々な体験学習やグループ学習が用意されています。振り返ってみて、僕が理解している範囲で考えてもしっかりとデザインされているなーと思います。

学びながら、参加途中で改めて意識しました。

これは、「コーアクティブ・リーダーシップ プログラム」。

まさに、ただのリーダーシップ プログラムではなく、すべてから創るコーアクティブ独自のリーダーシップを学ぶプログラム。

それは、世の中に自分がどのような変化を望むのかを探求し、その実現に役立つ強力なリーダーシップを身に付け、そして進めていくものだと。

参加するとこれを身体に深く刻みます。

CTIジャパンのホームページに書いてあるリーダーシップ プログラムの説明を読んでみても心地よく、強く響いてくるものがあります。

ちなみに、「コーアクティブ」とはCTIが創った言葉で、「協働的な」という意味が含まれていると理解しています。(ヘンリー・キムジーハウス/キャレン・キムジーハウス/フィル・サンダール著「コーチング・バイブル 第3版」、およびCTIジャパン ホームページより)

まとめ

たまに聞かれます。もとをとれた?

ええ、間違いなくもとはとれました。

僕にとっては守破離でいう「守」の段階でした。これまでにリーダーシップ プログラムの参加に要したお金を稼いだわけではありません。

加えて、お金は物事の価値を示す指標の一つに過ぎません。もろもろ含めれば、間違いなくもとをとっています。

問われるのは自分自身。まさにそんなプログラムにも思えます。自分の器がよくわかったつもりです。

ここ数年、自分の人生に大きな影響を与えてくれた研修が2つあります。

一つはコーアクティブ・コーチング プログラム®、もう一つがコーアクティブ・リーダーシップ プログラム®
コーアクティブ・コーチング プログラムは、コーチとして「クライアントが本当に望む変化をクライアントと創る力を手に入れる」ため。

コーアクティブ・リーダーシップ プログラムは、「自分が世の中に臨む変化を全てから創る力を手に入れる」ため。

「ともにスキルとともに在り方が大事になる」。

そんなふうにも思います。

(もう一つ、ORSC®プログラムというものにも大きな影響を受けていますが、まだ全課程を修了していないのでここには含めていません。)

このプログラムを受けて、ますますこれらの詩、言葉が好きになりました。

人生における本当の歓びは、自分が大切だと信じる目的のために自分が使われることである。それは大いなる自然の力と一体になることであって、世界が自分を幸せにしてくれないと嘆いたり、不平を言ったりしてばかりいる利己的な愚か者になることではない。

私は自分の命がコミュニティ全体に属すると考える。したがって生ある限り、コミュニティのためにできる限りのことをするのは名誉なのだ。私が死ぬ時には、すべてを使い果たして死にたい。なぜなら、働けば働くほど生きている実感が湧くからだ。

私は生きることにこの上ない歓びを感じる。私にとって人生とは短いろうそくではなく、私に手渡された輝かしい松明のようなものだ。だから、それを次の世代に渡すまで、できるだけ明々と燃やし続けたいのだ。

ジョージ・バーナード・ショー

This is the true joy in life, being used for a purpose recognized by yourself as a mighty one. Being a force of nature instead of a feverish, selfish little clod of ailments and grievances complaining that the world will not devote itself to making you happy. I am of the opinion that my life belongs to the whole community and as I live it is my privilege – my privilege to do for it whatever I can. I want to be thoroughly used up when I die, for the harder I work the more I love. I rejoice in life for its own sake. Life is no brief candle to me; it is a sort of splendid torch which I’ve got a hold of for the moment and I want to make it burn as brightly as possible before handing it on to future generations.

George Bernard Shaw

世界に望む変化にあなた自身がなりなさい。

マハトマ・ガンジー

You should be the change that you want to see in the world.

Mohandas Karamchand Gandhi

コーアクティブ・リーダーシップ プログラム
このプログラムを修了したことで、僕は自分の人生を自分の足でしっかりと立ち、自分の意思で選択し、世の中に望む変化に向けて自分の足で歩んでいくでしょう。つながりあった世界とともに。

まずは自分の身近なところで、学んだことを実践しています。

自分自身が得たものはとても貴重なもの、なかなか他では得られなかったものであり、とても有り難く思っています。


コーアクティブ®はCTIジャパンの登録商標です。
ORSC®はCRRジャパンの登録商標です。

科学でも求められるリーダーシップ教育 ~ 母校の将来展望ワークショップに参加して

10月17日に母校の大阪大学理学部を久しぶりに訪れ、OG・OBの一員として卒業後のキャリアについて考えるワークショップに参加してきました。

これは、知的能動性をはぐくむ理学教育プログラムの一環として、学部生・大学院生に卒業後の進路について考える機会として企画されたものでした。

2015年10月17日 大阪大学将来展望ワークショップ “科学でも求められるリーダーシップ教育 ~ 母校の将来展望ワークショップに参加して” の続きを読む

いまさらだけど、マネジメントとリーダーシップはどう違う?

この会社に入ってもう10年。30名くらいの社員の中で僕もそろそろ中堅クラスに仲間入りするところに来ている。なんとなくこの会社に居続けてきたけれど、少しずついろいろな責任を負わされるようになってきた。

最近ではワンマンの社長が会社を改革すると盛んに言っている。「会社を改革するよりもまずは自分自身を改革しろよ」と心の中で静かに突っ込みながらも、下手に関わって火傷をしないように静かにしていようと決めている。触らぬ神に祟りなしだ。 “いまさらだけど、マネジメントとリーダーシップはどう違う?” の続きを読む

なかなか変わらない会社を改革するときに効果的なリーダーシップ

私が大事に育ててきたこの会社。創業して約20年になる。そろそろ私は引退を考え始めている。仕事以外にやりたいこともいろいろある。だから次世代のリーダーたちを育て上げ、その人たちが会社を背負って立つようになっていって欲しい。

この2,3年はそう思ってリーダーシップを発揮して会社の改革に取り組んでいる。しかし、なかなか次世代のリーダー、自分が前に出て引っ張ろうとする骨のあるやつは表れない。何かを変えれば、水面下で不満や反対意見が出るばかり。何もせずに様子を見ていると誰も動かない。これでは求める姿にはほど遠い。改革が進む気がしない。まさに糠に釘を打っている感じで困っている。 “なかなか変わらない会社を改革するときに効果的なリーダーシップ” の続きを読む