生きづらさの克服:思い込みをしないこと

前回までの記事でお伝えしたように、私たちは教育やしつけ、これまでの経験によって人それぞれに物事の見方を作り上げ、それによる夢の中に生きています。

私たちは、その夢の中で見たものを真実として受け取り、そういうものだと思い込みをする傾向があります。

この思い込みは、個人的に受け取ることともに生きづらさの原因となります。

今回の記事では生きづらさを克服するために、思い込みをしないことをお伝えします。

人間は思い込みをする傾向にある

人は、不運にも他の人がこう考えているんじゃないか、こう感じているんじゃないか、これを求めてるんじゃないか、という思い込みをしがちです。

これは個人的な性格というよりも、人間に深く染み込んだ傾向とも言えます。

例えば、職場で苦手な人がいるとします。

とある会議であなたが発言しているとき、その苦手な人が険しい顔をして黙っていたとします。

ただこれだけで、あなたは「ああ、あの人は私の言っていることが気に入らないんだなあ。私のことが嫌いなんだろう」と思うかもしれません。

実はその人は単に具合が悪かっただけかもしれませんし、別のことを考え込んでいただけかもしれません。

それでも、あなたは「ああ、あの人は私の言っていることが気に入らないんだなあ。私のことが嫌いなんだろう」という思い込みをして、その後も持ち続けるようになりがちです。

こうしたことはあなただけのことではなく、想像力を持った人間が陥りがちな傾向でもあります。

そうした思い込みは想像の中で生み出したものですが、自分にとっては真実となり、他人に対してい気を遣い過ぎたり、自分を否定したりします。

それが生きづらさを感じる原因の一つでもあり、それを克服することが大切です。

思い込みは身近な関係を悪くする

思い込みは私たちの目を曇らせます。

人にはいろいろな一面がありますが、思い込みをもって人と接すると限られた一面ばかりが目に映ります。

まるでだまし絵の一つの見え方に囚われているように。

そして思い込みに囚われていることに無自覚なまま、自分の正しさを主張するかのように真実として人に伝え、うわさ話を広めていきます。

うわさ話、ゴシップネタは、私たちの間でお互いに思い込みを植え付け、目を曇らせ、それを広めていってしまいます。

こうしたうわさ話は、人と人との関係において毒素とも言えるもので、関係を徐々に蝕んでいきます。

身近なところに目を向ければ、きっとあなたの身の回りにこうした例はたくさんあるでしょう。

それは、人と人との関係を安心できないもの、信用できないものに変えていきます。

身近なところの人と人との関係は、人が幸せを感じるために大切な要素です。

そこが悪化していくことは、生きづらさを感じる原因の一つにもなります。

思い込みが関係を悪くするのは、最愛のパートナーとの関係でも同じです。

人は最愛のパートナーを自分のことを何でもわかってくれている人、何も言わなくても自分が望んでいることをしてくれる人と思い込みがちです。

そして、あるとき自分が期待していることをしてくれなかったときに「何でもわかってくれているはずなのに何でしてくれないの?」と思ったり、自分が望まないことをしたときに「何でそんなことをするんだろう。言わなくてもわかるだろう」と思ったり。

こうしてお互いに責めたり、傷つけたりして争いや困難な状況を作り出します。

思い込みから始まるこうしたことが、生きづらさを感じる原因の一つになり、それを克服するために思い込みを減らしていくことが大切です。

思い込みを無くすには

私たちが思い込みに侵されたり、関係性を壊してしまったりする理由の一つは、私たちの頭が事実を確認したり、相手に質問したりするよりも思い込みする方が容易いからである。

脳にとっては、新しい考え方をしたり、慣れないことに挑戦したりするよりも、古く慣れ親しんだ考え方をしたり、自分自身が見ている夢で物事を見ているほうが容易いのです。

こうして人は容易くた思い込みをします。

思い込みを全くしないことは無理であると言ってもいいでしょう。

ただし、思い込みを減らしていくことはできます。それは、思い込みに気づいて相手に確認することです。

慣れ親しんだ自分の想像から一歩踏み出して、相手に聞いてみることです。

ときにそれは挑戦であり、勇気がいることかもしれません。

それでも、生きづらさを感じるようになるかもしれない原因をそのままにするよりも、それを克服する行動をしていくことはご自身の役に立つでしょう。

こうして私たちは思い込みを減らし、生きづらさを克服していくことができます。

※ 関連記事

※ 参考図書